ゆいとまる式手帳の選び方
今年は手帳年間です
手帳に関してはトラベラーズノートをメインで使っていると紹介してますが、実は今年は結構色んな手帳に手を出してます。
というのも、今まで1年通して同じ手帳を使い続けられたことがなく、記録があちこちに散らばって不便なこともあり、いい加減自分にとって「これ!」という手帳を決めたいと思いまして。
そんな状態でもトラベラーズノートだけは、中のリフィルは変えつつも唯一1年以上使い続けられているのでメインにしているのですが(今見たらちょうど去年の7月末から使い始めてました)、これまでがこれまでなだけに「ホントにトラベラーズノートに落ち着けているのか…?」とどうにも不安でして。
それならそれを逆手にとって、「今年は躊躇することなく、使ってみたいと思った手帳に思う存分手を出してみよう!」と、年の初めから気になった手帳に手を出しまくってます。
手帳は確実に毎日使い、自分の生活と切っても切れない相棒なので、「使ってみないと分からない」ものの最たるものだと思います。
いくら色んなレビュー記事を見ても、実際に自分の手元で一緒に過ごしてみなければ相性は分からない。
しかしそうそうお安いものでもないですし、できれば毎年毎年とっかえひっかえはしたくない。
なので今年1年と期間を決め、どの手帳になら自分の生活を安心して預けられるのか見極めることにしました。
今年試した手帳
年始から今現在までに試した手帳と感想です。
いくら投資したかは考えちゃいけない(´_ゝ`)
- EDiT デイリープランナー エディット (デイリーB6)
1日1ページ。ToDo管理と仕事のログを取るにはB6は小さかった。
万年筆どころかSARASA CLIP0.4でも裏抜けしたのでお蔵入り。 - Hobonichi Planner(英語版のほぼ日手帳、文庫サイズ)
1日1ページ。家での日記用に購入。
しばらくは書いていたもののトモエリバーに挫折(後述)。 - ほぼ日手帳 カズン(A5)
1日1ページ。ToDo管理、仕事のログ用、ライフログの3つを兼ねさせようとしたらA5サイズでも足りなかった。
ライフログは諦めて仕事専用にしたものの使いづらさに挫折。
(参照:ほぼ日カズンからトラベラーズノート(カ・クリエ)へ出戻り) - 100均のノート(A5)
普通の横罫ノート。よって1日のページ数未固定。
ほぼ日カズンが1日1ページで足らなかったので「じゃあ何ページ使ってもいいようにしたらいいんじゃないか?」と思い立ち、何でもかんでも書く用にしたら本当に何でもかんでも書き始めて収拾がつかなくなった。
ライフログにと写真なんかも貼りまくっていたら半分ちょっと使ったあたりでノートが壊れた。
このノートのおかげで、職場で使うノートにライフログや日記も書いてあると「誰かに見られたらマズイ」と非常に使いづらくなることに気付いた。 -
ダイゴー MILL B6 Management (B6)
1週間見開き2P仕様。現在カ・クリエに手書きしているウィークリーの元になった手帳。
B6では小さい点、横罫が使いづらい点、紙質が合わない点(後述)により挫折。 - ジブン手帳(DIARY/A5変形)
1週間見開き2P、バーチカル仕様。
今まで使った手帳の中で一番使いやすいレイアウト。マンスリーページとウィークリーページの両方にToDo欄があってタスク管理がしやすい。
現在のウィークリーに不満が生じてきたため以前使っていたバーチカルに戻ってみたら、こっちの方が仕事の管理がしやすいことに気付いた。トウダイモトクラシー。
バーチカルが24時間なうえに食事の記録欄まであって、ライフログまで網羅した便利仕様。
トラベラーズノートを超えた!!と感動する使い勝手の良さだったものの、使っている紙がトモエリバーなおかげで1週間で挫折(後述)。
手帳選びの優先順位に気付く
代表的な手帳に手を出しまくってみた結果、ジブン手帳がダントツの使いやすさでトラベラーズノートから乗り換えようとさえ思いました。
しかし結局1週間、正確には土日を抜いてわずか5日間で挫折。
使い始めた初日は「運命の手帳に出会った!!」とさえ思ったのに、それでもどうしても使い続けられなかった理由。
それは「トモエリバー(手帳用)」です。
トモエリバー(手帳用)。文具好き、手帳好きの間では言わずと知れた素晴らしい軽量手帳用紙。ほぼ日手帳に使われていることで有名です。
薄くて軽くて万年筆でも裏抜けしない、確かに手帳用紙として理想的な用紙だと思います。
でも、私はどうしてもこの紙が使い続けられません。
理由はと言うと、紙が薄いがための裏写りの激しさと、インクの乾きの遅さがどうしても我慢ならないためです。
トモエリバー(手帳用)は、ごく普通の筆圧(むしろ弱め)で書いても、書いた裏面がぼこぼこになる程の薄さです。とにかく薄い。1日1ページのほぼ日手帳があの軽さで作れるんですから極薄です。
薄すぎて、表に書いた内容がはっきりと裏から見えてしまう。この状態がどうしてもダメなんです。裏写りしている時点で書く気力が非常に削がれてしまう。
また、それだけの薄さにも関わらずフローの良い万年筆のインクすら抜けないのは、用紙に特殊な塗工を施してあるからとのこと。
この塗工によりインクの乾きが遅くなってしまうそうで、よくほぼ日手帳に万年筆で書く時は吸い取り紙を使っているという方を見かけます。
吸い取り紙で対応出来るならいいんですが、私は手を置く位置がおかしいのかペンの持ち方が悪いのか、まだ書いている最中にちょっと前に書いた文字を触ってしまって、1ページ丸々インクの掠れで非常に汚くなってしまうという事態に…(´Д`;)φ
同時に手もめっちゃ汚れるので、その手で他の書類に触ってしまいそちらの書類にまでインク汚れが…。
また、それだけインクの渇きが遅いので、手帳に書いて閉じるたびに吸い取り紙かそれに替わるものを挟まなければならず、仕事中書いて閉じるを何回も繰り返すのでその紙が非常に邪魔くさい。
しかし何かしらを挟まなければ反対側のページにインクがべったりと付着するというジレンマ。
それがマンスリーページ、ウィークリーページ、ほぼ日においてはデイリーページも含めた全てのページで起こり続け、その我慢の限界が5日間だったと。
しかもこれらの不満は万年筆だけでなく、ゲルボールペン、油性ボールペン、蛍光ペンといった、普段使いにしているあらゆる筆記具で発生。
もう、メインで使っているSARASA CLIP0.4がアウトな時点でねぇ…(´_ゝ`)
あ、ダイゴーの手帳はトモエリバーではありませんが、同じ理由でアウトでした。
薄くはないんですが(むしろ紙自体は厚め)、やはりインクの乾きが遅くて。
今年は買いませんでしたが、NOLTYも同様にインクの乾きが遅く、以前一瞬だけ使って挫折した経験があります。
ジブン手帳のおかげで、どれだけ使いやすいフォーマットでも、紙質がアウトだと絶対に使い続けられないということに気付くことが出来ました。
私にとっての手帳選びの最優先事項は「紙質」。
普段一番良く使うゲルインクのボールペンで、いかに問題なく、心地よく書くことが出来るか。
あまりトモエリバーへの不満点は聞かないので私の書き方がおかしいのかもしれませんが、やはり自分の書き方で心地よく書けなければ、長続きは難しいです。
ましてや自分の生活を預ける手帳ですから、あらゆる面で信頼出来なければこの先もずっと使い続けるのは難しい。
まず紙質との相性が合うものを選び、その中から自分に合うフォーマットを探すか自作していく、この流れが私にとって最適な手帳の選び方なようです。
- 紙質(心地よく書くことが出来るか、紙質に対する一切の不満がないか)
- サイズ(筆記スペースに不満はないか)
- フォーマット(特にタスク管理のしやすさを重要視)
この順番が、私が手帳に求めるものの順番です。
これが分かっただけでも今後の手帳選びの候補が大分絞られるので、やはり思う存分試してみて良かったなぁと思います。
そして同時に、今現在、私の条件を満たす手帳がトラベラーズノートしかないという現実にも気付きました。
満足出来る紙質で(完全とはいかなくても)満足出来るだけの筆記スペースがあるバーチカルの手帳→MD用紙のバーチカルしか選択肢がありません。
(フォーマットの変更についてはまた別記事にしようと思います。)
丁度来年のダイアリー発売日も発表になったことですし、トラベラーズノート、来年もお世話になります( ̄人 ̄)