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茨城のすみっこで文房具にヒャッハー中。主に手帳、ノート、ボールペン、万年筆の使い方や改造について紹介しています。

【FP】国産3大万年筆メーカーの個人的イメージ

いくつか万年筆の記事を書いていて、各メーカーのそれぞれの特徴なんかを思いついたので記事にしてみました。

(* ‘ω‘*)<あくまで個人的なイメージですよ~

 

PILOT

  • 鉄ペンは硬く、金ペンは柔らか。差が極端。
  • 鉄ペンはペンポイントのゴリゴリ感が強い。丸玉で書いてます!と主張してくる書き心地。フローはつゆだくなのでヌルヌル書ける。ヌルヌルでゴリゴリ。
    極細(ペン習字ペン)は針。引っ掻いてる感がする、というより薄い紙だと実際破けるし手に刺さると出血します。経験者は語る。
  • 金ペンも丸玉感はあり。でも柔らか。しなりが他の2社と比べて柔らかくてふんわり気味。あまり跳ね返りのバウンド感がない。
    フローは鉄ペンと同様つゆだく。インクがブワッと出てくるので紙とペン先の摩擦の感触がしない。ひたすらヌラ~っとした感触。
  • 特殊ニブが多く、好みや用途に合わせて色々選べるのが楽しいしありがたい。  
    • PO(ポスティング)…極細よりカリカリで針っぽい。ペン習字ペンを柔らかくした感じ。
    • SU(スタブ)…柔らかくてヌラ~。中字に近いけど筆記角度にちょっと気を遣う。
    • SF、SM(細軟、中軟)…キャッチコピーを付けるなら「極上の柔らかさ」。全く力を入れずに字が書ける。筆圧要らず。
    • FA(フォルカン)…Gペンと万年筆の合いの子。「毛筆で書くように強弱を付けた字が書ける」のであって「毛筆のような柔らかな書き心地」ではないので注意。絵を描くのにも良さそう。
  • PILOTならではのゴリゴリ感(特に鉄ペン)は、ボールペンで例えるなら同メーカーの「アクロボール」に近いイメージなので、全くイメージ出来ない場合アクロボールを触ってみるのもおすすめ。
    (注:あくまでイメージであり、まんまアクロボールの書き心地なわけではないです。)
  • 取扱店の数がめっちゃ多い。割とどこででも買える。カクノに至ってはホームセンターやドラッグストアでも買える。最近コンビニにも置かれ始めた。
  • カクノと色彩雫の登場により、それまでじわじわ来ていた万年筆ブームに一気に火を付けた。若年層への広がりはこの2つの存在があってこそ。
  • 普段は老舗メーカーの体でそう目立つことはしていないものの、たま~に「ハイテックC」や「カクノ」など、ブームの火付け役となる商品をドカンと出してくるメーカー。何やかんやで日本の文房具界の頂点にいるのはPILOTだと思う。

 

セーラー万年筆

  • 鉄ペンと金ペンの違いがそこまで極端ではない。金ペンは柔らかくて軽い。鉄ペンは結構柔らかめだけど金ペンに比べると書き心地がちょっと重くなる。鉄ペンはH、HBあたりの硬い鉛筆、金ペンはB、2Bあたりの柔らかい鉛筆に感触が近い。
  • フローは普通だがシャリシャリ感が強い。鉄ペンや金ペンの極細あたりはジャリっとする。長らく使い込まれた金ペンでもこのシャリシャリ感は消えない。
  • 特殊ニブは「筆DEまんねん」や「長刀研ぎ」など、変わり種というより既存のニブにより工夫を凝らしたものがおおい。特殊というか、「より美しい日本語を書くため」に作られたニブ。元々は欧文を書くための万年筆を「とにかく日本語に!!日本語のために!!」改良し続けてるメーカー。
  • 軸やニブのデザインがとにかく豊富。やたらコラボ品や限定版が出てるイメージ。コレクターも多い。限定版の割には安価、という商品が多いのも一因かも。
  •  取扱い店舗数はそこそこ。プロフィット21がよく置いてある。「セーラーフレンドリーショップ」だと置いてある万年筆の種類が倍率ドン。
    鉄ペンの「ハイエースネオ」はイオンで取扱いがある。文房具コーナー(よく黒軸がちょっと安くなって売ってる)か未来屋書店(定価だが他の色も売ってる)で買える。
  • インクの方も限定版が多い。絶妙ないい色を数量限定で出してくるのであっという間に品切れになる。あとntさんのプレゼンのせいもある。
  • とにかく万年筆で持ってるメーカー。シャーペンもボールペンもあるがとにかく万年筆。文房具メーカーというより万年筆メーカー。
  • ペンクリニックやインク工房など、アフターケアにも力を入れている。長原さん、石丸さん、西本さん(ntさん)など、「そのメーカーならではの名物」に商品ではなく人物を推している珍しいメーカー。メーカーにとってはエンドユーザーの声が直接関係者に届くし、ユーザーにとってはメーカーに対する親近感が湧いて楽しいし、どちらにとってもwin-winとなる良い名物だな~と思う。

 

プラチナ万年筆(中屋万年筆は除く)

  • 3メーカー中断トツで平均単価が安い。プレピー最強伝説。インク沼住人の救世主。金ペンも比較的お安め。
  • 3メーカー中最も鉄ペンと金ペンの差が少ない。というか、鉄ペンと金ペンの差というよりはシリーズによる差が大きい。「プレピーが使いやすいから、もうちょっと良い万年筆も欲しい」という人に、値段的には上位となるはずの#3776バランスの鉄ニブは一概におススメ出来ない感じ。
    鉄ペンのニブが優秀すぎてかえって金ペンより書きやすかったりするので好みによるとしか言いようがない。もう実際に書いてみるしかない。
  • 鉄ペンも金ペンも、全体的にサリサリの書き心地。セーラーのシャリシャリ感から粒感を取った感じ。どの字幅も共通してキュッと止まるブレーキ感があるが、紙を引っ掻く感触ではない。摩擦抵抗で止まる感じ。
  • 中字を境に書き心地が変わる。細字まではSARASAのイメージ。中字以降は油性サインペンのイメージ。
  • キャッチコピーを付けるなら「突っ走れ個性」。これからもニッチ街道を全力で突っ走ってほしい。
  • 純正ブルーブラックが国産唯一の古典インクなことで有名。顔料インクも4色揃っているが何となくセーラーに押され気味。最近自分で調合が出来るミクサブルインクを発売、インク沼の住人を更なる深淵へ突き落した。
  • 金ペンの取扱店が断トツで少ない。チェーン展開をしている文房具店や書店より、個人経営のお店が店主の好みで仕入れているケースの方が多い。「地元で最大規模の文房具店で売ってるかどうか五分五分」なレベルなので田舎の住人は東名阪出るかポチッた方が早いです。
    プレピーは比較的よく売っている。カクノ程ではないが、たまにコンビニでも売ってたりする(確かサークルKサンクスで見た)。安価でインク色も豊富なので、中高生が多い書店や文房具店での取扱いが多い気がする。
  • 実は万年筆以外にも色々出してるメーカー。学校の先生がよく使う採点ペンもここ。メーカーサイトには載っていないが、100均用のボールペンなんかも何気にたくさん出している。油性ボールペンの0.4は細字油性の神。最近あまり見かけなくなったが「リビエール」という万年筆もダイソーで売っていた。

 

こんな感じ。

(* ‘ω‘*)<あくまで個人的なイメージですよ~