突発検証:ほぼ日手帳の裏抜けテスト(ゲルボールペン)
ほぼ日手帳にデザイン案を描いていたら思いの外裏抜けしたので急遽手持ちのボールペンについて検証実験してみました。
字を書くだけならほとんどのゲルボールペンが大丈夫なんですが、絵を描くとベタ塗り部分や線が重なった部分が結構裏抜けします。
これだけ紙自体が薄いのでしょうがないと思うんですが、イラスト用にはクロッキー帳でも持ち歩いた方が良さげ。
今回検証したゲルボールペン
イラスト化する時は油性ボールペンは使わないのでゲルボールペンのみです。
とりあえず手持ちのやつを使ったのでボール径もバラバラです。
- ZEBRA SARASA CLIP 0.5(黒)
- ぺんてる スリッチ 0.25(黒)
- ぺんてる エナージェルユーロ 0.35(黒)
- uni Signo極細 0.28(黒)
- PILOT ハイテックCマイカ 0.4(ブラウン)←これだけ黒がなかった…
ほぼ日手帳で検証
表側
実験しよう!と思って書いたわけではないので非常に見づらいですすいません(´・ω・`)
各ボールペンで太字とベタ塗り(■になってる所)を描いてみました。
上部のM、L、D欄のベタ塗りはSARASA0.5です。ここの裏抜けがきっかけで検証しました。
裏側
見開き。
ゲルは裏移りも激しめ。
描いたページの裏側のアップ。
SARASAとエナージェルユーロがやや裏抜けします。
ハイテックCとスリッチもちょっと抜け気味。
Signoは唯一裏抜けしませんでした。ほぼ日手帳ユーザーにSigno愛用者が多いのも納得。ただし乾きは最も遅い。
反対側のページのアップ。
黒いシミが裏抜けしたインクです。SARASAとエナージェルユーロでベタ塗りした所が抜けています。
乾きの速さは
スリッチ>エナージェルユーロ>ハイテックC>SARASA>Signo
の順でした。
ただし、これは文字の乾き具合ではなくベタ塗り部分の乾き具合です。
スリッチとエナージェルユーロは僅差。塗り方によっては逆転するかも。
Signoはシリーズの中で一番細い0.28ですがSARASA0.5より遅かったです。
Signoと比べると、SARASAの方が水っぽくシャバシャバしたインクなので、同じ顔料系でも紙に浸透しやすい=乾きも早いのかも。
Signoはネットリしたインクで紙の上に乗っかってる感じ。浸透しない分乾きません。
Signoに関しては、今回使ったのは極細(キャップ式)なので、ノック式のRTシリーズやスタイルフィットだとまた違う結果になるかもしれません。
(キャップ式とノック式だと中のインクの成分が違うそうなので。)
ついでにダイソーのクロッキー帳でも検証
ダイソーでスケッチブックの名前で売られているやつです。スケッチブックと言いつつもまんまクロッキー帳。
なお写真がこちらの記事にアップしてあります。これの小さいサイズの方でも検証してみました。
表側
改めて見ると染料系(スリッチ、エナージェルユーロ、ハイテックC)は発色が良いですね。Signoが一番薄い。
裏側
エナージェルユーロ、ハイテックC、SARASAが抜けました。
ほぼ日手帳で裏抜けしたスリッチが、今回は裏抜けしなかったのが意外でした。
まとめ
今回は条件を揃えてがっつり検証したわけではないので、条件によっては結果が変わってくるかと思います。
塗り方の癖や筆圧も影響してくるでしょうし。
とりあえず私の結論としましては、
「ほぼ日手帳にはお絵かきしない」
です。
極細ペン(ゲルボールペンかミリペン)で何回も線を重ねたりベタ塗りしたり、という描き方なので確実に裏抜けします。
というか既にですね、気付かずにスリッチでラフ画描いたら結構な裏移り&ポツポツと裏抜けしてたっていう…。
イラスト用にはクロッキー帳を持ち歩くことにしました。
あともう1つおまけ。
今回写真はないんですが、ゲルボールペン自体は裏抜けしてもその上から塗った蛍光ペンなんかはにじみ抜けしなかったので、その辺はほぼ日手帳優秀だな~と思いました。
もちろん使うペンによりますが、ほぼ日手帳で裏抜けしないと言われているペン(マイルドライナーや呉竹のリアルブラッシュあたり)ならまず問題ないかと。
コピックはがっつり裏抜けするので要注意です。