アンティーク風ラベルを作る その2
「アンティーク風ラベルを作る その1」の続きです。
ラベルのアンティーク加工
印刷したラベルを経年劣化したっぽく汚していきます。所謂エイジング。
使った道具は「これじゃないとできない」ってものではないので、家にあるもので適当に代替して下さい。
- ラベルを用意します。後でオーブントースターに入れるので、A4を半分にカットしています(切らないとサイズ的に入らなかったためなので、別に切らなくてもいいです)。
- 染める元を作ります。今回はインスタントコーヒー。濃さはお好みで加減して下さい(今回は薄目。アメリカン位)。
普段コーヒーを飲まなくて家にない場合、紅茶でもほうじ茶でも水に溶かした絵具でも何でもいいです。
霧吹きに入れてますがコップでも何でもいいです。 - クリアファイルにコーヒーを垂らします。
クリアファイルじゃなくても撥水性のあるものか濡れてもいい所ならなんでもいいです(切り開いたビニール袋とか調理用のボールとか流しで作業するとか)。 - その上にラベルを乗せて適当に動かし、まんべんなくコーヒーを行き渡らせます。印刷した面を下にして下さい。
- 全体的にコーヒーが染みたら、表面を軽くティッシュで拭き取ります。
- オーブントースターのトレイに載せます(ラベルの色が変わってるのは気にしないで下さい…)。
- 更にコーヒーを垂らして染みを作ります。
霧吹きでプシューしたり、スプーンで雫を垂らしたり、手にコーヒーを付けてパッパッと弾いたり、思いつくまま汚していきます。
汚れの濃さがムラになるようにするとそれっぽくなります。 - オーブントースターで乾燥させます。「焼く」のではなくあくまで「乾燥」が目的なので注意。紙なので、ほったらかすと燃えて火事になります。
フタを閉めて10秒→温度が上がりすぎないようフタを開けて放熱させつつ乾き具合を確認→またフタを閉めて10秒、を繰り返します。
乾燥の目安は「紙の四つ角が軽く丸まるまで」。
モノによりますが、今回の場合20秒程度で乾きました(フタして10秒→放熱5秒→フタして10秒で完成)。
乾燥中はくれぐれも目を離さないように注意して下さい。火事になります。
無理にオーブントースターを使う必要もないので(要は乾けばいい)、普通に乾燥させるのでもいいと思います。半日もあれば十分乾くと思われます。 - 乾燥後。まだ乾ききっていない水分が残っているのでティッシュで吸い取ります。
↓ - 表面の水分を乾燥させます。今の時期なら30分もかからず乾くかと。
ほっといたら乾いてたので正確な時間が分かりませんが、エアコンなしの部屋でも15分位で大体乾いてたような。
- ラベルの形に切り取って完成。観葉植物の瓶に貼ってみました。
古いラベルには油性ボールペンなイメージ。
なお、今回は染み風に汚しましたが、「標本箱などに入った綺麗な状態で経年劣化した」イメージならムラ染めは不要と思われます。うっすら黄ばむだけで良いかと。
コーヒーの濃さでも仕上がりが大きく変わるので、汚したいイメージごとに色んな色を作ると楽しいです。
紙の方も、染める前に折り目を付けたり、グシャッと丸めてみたりとか。
紙モノの加工は自由度が高いので楽しいです。