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システム手帳という選択肢①-目鱗ポーンからの手帳選び-

手帳会議は続くよどこまでも

まずは前記事のこの写真をご覧ください。

 

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重いんじゃァァァァ(ノ`Д)ノ:・'∵:.┻┻

毎日4冊持ち歩きはキツかった…orz

 

で、またもやなんやかんや試行錯誤してたんですが、たまたまインスタグラムのおすすめにシステム手帳の写真が出てきて「これだ!!」と。

こと文房具に関してはピンときたら試さずにはいられないもんで、早速入手して試用開始…といきたいわけなんですが、ここでちょっとブレーキをば。

 

システム手帳のメリット・デメリット

さて、「システム手帳いいなー(・p・)」と新たな選択肢に出会ったわけですが、いきなり「じゃ、変えよ」ってのも、システム手帳本体の価格と書き写す手間を考えると躊躇するなーと。

ホントに必要なのか、単純に物欲に憑りつかれてるだけ(※よくある)なのか分からなかったので、ひとまず落ち着くためにメリットとデメリットを天秤にかけてみました。

メリット

  1. 必要な情報だけを選んで持ち歩ける(荷物の軽量化)
  2. 使いたい時が始め時(いつからでも綴じ手帳→システム手帳に移行できる)
  3. 穴さえ開ければ何でもリフィル化して挟める
  4. 全ての情報を1つの手帳にまとめられ、情報の分散化を防げる
  5. カスタマイズ性が非常に高い(何なら手帳として使わなくてもOK)

デメリット

  1. 綴じ手帳に比べ、手帳本体のサイズが大きい&重い
  2. リングが手に当たり、筆記の邪魔になる
  3. 定期的に中身の整理が必要(収容枚数に限りがあるため)
  4. 別途、使用済みリフィルの保存場所(ファイル等)が必要
  5. 初期投資が高い

 

私の場合、最大のメリットは「1.必要な情報だけを選んで持ち歩ける(荷物の軽量化)」であり、最大のデメリットは「2.リングが手に当たり、筆記の邪魔になる」でした。

特にデメリットに関しては、以前これでシステム手帳の使用を挫折しています。

リングから外して書けばいいっちゃいいんですが、予定なんかをサッと書き込みたい時にいちいち外すのも面倒だし使い辛いよなぁと。

で、どうしたもんかなーと迷いながらネットの海を徘徊していた際に目に飛び込んできたこの一文。

 

自分の好きな場所に好きなリフィル挟んでいいんやで(要約)」

 

(  ゚∀゚)

 

 

 

 

( ゚∀゚)

 

 

 

 

 

鱗⌒( ∀)⌒鱗

 

 

 

 

言われてみれば、綴じ手帳と違って何でも好きなように挟めるのがシステム手帳のそもそもの利点ですし、リフィルを挟む順番だって自分の好きなようにしていいんだ!と。

何でこんな簡単なことに気付けなかったのか自分でも不思議ですが、多分「手帳とはこういうもの!」という思い込みが存外強かったのかな~と。

綴じ手帳は、モノによって若干の違いはあれど大抵が

  1. 年間カレンダー
  2. マンスリーページ
  3. ウィークリーページ・デイリーページ
  4. ノートページ・アドレス帳・切り離しメモ用紙など
  5. 路線図・年齢早見表・パーソナルページなど

の順番に綴られていて、例えばウィークリーページが年間カレンダーやマンスリーページの前に来ることはほぼありません。

綴じ手帳なら厚みによる若干の書き辛さはあれどこの順番でも特に支障はありませんが、システム手帳でこの順番だと前の方にあるページ(マンスリーやウィークリーの前半など)に記入する際厚みが足りず、リングが手に当たってめっちゃ邪魔です。

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(左側のページに書く時にリングが手に当たる)

 

一番書きやすい状態は、左右の厚みがフラットの状態なので、

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(左側も右側も、書く際にリングがほぼ手に当たらない)

この状態になった部分(要は全ページのど真ん中)に一番書き込むページを持ってくれば万事解決と。

※上の図は右利きの場合ですので、左利きの場合は左右逆になります。

 

もう本当にちょっとしたコツというか、言われてみれば…って感じなんですが、

「手帳というものはこういうものだ」

という無意識の刷り込みって影響大きかったんだなぁ…と。

 

この最大のデメリットが解消された結果、システム手帳を使わない理由がなくなりました。

他のデメリットもあげてみましたが、私にとってはそれら全てより「1冊だけ持って歩けば万事OK」のありがたみの方が遥かに大きいです。

サブバッグ要らなくなるし、重量も軽くなるから肩も凝らなくなるし、それでいて必要な情報はしっかり持ち歩ける。いいことづくめです。

 

システム手帳を選ぶ

よっしゃじゃぁ使お!(゜∀゜)ということで、システム手帳本体を選びました。

まずはお試し

以前挫折した経験もあるし、ちゃんと継続して使えるか自信がなかったので、お高い手帳を買う前に安いのを買って、2週間程お試ししました。

セリアで本体を、ダイソーでリフィルを買えば500円もかけずに使えます。100均ダイスキ100均バンザイ\(^ω^)/

しかも、途中まで使ったリフィルは高い手帳を買った後もそのまま即移し替えが可能(これがシステム手帳の良い所)。

数千~数万円をかけて高い手帳を買う前に「ちゃんと使える」という自信を付けてから買う方が、精神安定的にも非常によろしいです。

 

で、2週間使ってみた感想が

システム手帳考えた人天才かよ…!!(´;∀;`)

だったのと、ちょうど誕生日が近くプレゼントしてもらえることになったので、お高いやつを選ぶことにしました。

 

1.本体のサイズを選ぶ

最初からバイブル(聖書)サイズ一択でした。

その下のミニ6サイズとちょっと迷いましたが、やっぱちょっと小さすぎるな~と。

リフィルの選択肢が最も多い、というのもあります。

変型サイズもあったけどリフィルの選択肢がないのでここは最初から除外。

 

2.リング径を選ぶ 

多分、システム手帳を買おうとしてる人が一番悩むのがここなんじゃないかなーと思います。

正直必死こいて選びました。ここがシステム手帳選びの肝心要だと思っています。

 

リング径に対するリフィルの収容枚数

システム手帳のリング径はメーカーによってバラバラですが、およそ11mm・15mm・20mm・25mmあたりが多いよう。

デザインより何よりここをしっかり選ばないとまた使い辛くなって挫折する、と思ったので、色々な情報を元にしっかり選ぶことにしました。

一番参考にしたのはASHFORDのこちらのページ

まず、1年分での枚数です。
見開き一ヶ月 13枚
見開き2週間  27枚
見開き1週間  53枚

バイブルサイズのリング別収納枚数です。
11ミリ・・・約70枚
15ミリ・・・約110枚
19ミリ・・・約140枚
25ミリ・・・約200枚

他のメーカーサイト等でも収容枚数を確認しましたが、上記と大きく異なることもなかったので、およそ一般的な手帳用紙での収納枚数と言えると思います。

 

必要な収容枚数を計算する

上記の必要枚数を元に足し算していきます。

まず使いたいリフィルや持ち歩きたいものを書き出し、それらがどれ位の枚数になるかを計算。

トモエリバー手帳用紙などは非常に薄いため、ファイリングする際は一般的な用紙の2倍は入る」との情報もあったので、何にどの用紙を使うかもこの時点で決めておきます。

厚手のものは×2、薄手のものは1/2で計算し、「一般的な手帳用紙での必要枚数」を算出します(小数点以下は切り上げます)。

以下は私の場合です。()カッコの中は用紙の厚み、【】カッコの中は一般的な手帳用紙での算出結果です。

  • ガイドプロテクター(厚手)2枚×2=【4枚分】
  • 年間プランニング(三ツ折)=【3枚分】
  • マンスリー1年分(薄手)13枚÷2=7枚分
  • ウィークリー1年分(薄手)53枚÷2=27枚分
  • ウィークリー1ヶ月分(薄手)5枚÷2=3枚分
  • ウィークリー2ヵ月分(薄手)10枚÷2=5枚分
  • タスクファインダ(厚手)1枚×2=2枚分
  • アドレス帳(一般)2枚
  • インデックス(一般)10枚
  • ルーラー(一般)3枚
  • パーソナルデータ(一般)1枚
  • チェックリスト(一般)【5枚】

【ここまでの合計枚数 72枚分】

 

最低限必要なリフィル枚数は72枚分なので、前述の収納枚数に当てはめると「必要なリング径は15mm以上」という結果になりました。

この結果はあくまで「必要最低限」のものなで、もう少し余裕を持たせるべく「なくてもいいけど入るなら持ち歩きたいもの」も足していくと、

  • メモ帳(薄手)10枚÷2=【5枚分】
  • メモ帳(厚手)5枚×2=【10枚分】
  • クリアポケット(厚手)1枚×2=【2枚分】
  • 自作リフィル(三ツ折)×3=【9枚分】

【72枚分+追加分26枚分=98枚分】

結果、やはりリング径は15mmが最適、ということになりました。

 

私の場合、必要以上に大きい手帳を選ぶと後々嫌になることがほとんどなので、この時点で他のリング径の選択肢は消しました。

リング径が上がると収容枚数が増える分、手帳本体のサイズや重さも当然増しますので、そもそも軽量化を狙ってシステム手帳に移行したいのに本末転倒になるな~と。

最低限必要なリング径が分かっていると、そこから自分の好みに合わせてどう動かすか(リフィルを減らすのか増やすのか)考えやすくなるので、必要収納枚数の計算は結構重要なポイントだと思います。

 

3.実物を確認する

この結果を元に、実際に書店に行って実物の大きさを確認してきました。

実物をチェックする際に注目したポイントは以下の6つ。

  1. 色、デザイン
  2. 革の質感、厚み
  3. 手帳本体の重さ(持った時の重量感)
  4. ベルトの作り(差し込みタイプかスナップボタンか)
  5. 手帳本体の開き具合
  6. ペンホルダーの有無、作り(固定か可動か)

 

特に重要視したのが「4.ベルトの作り」と「5.手帳本体の開き具合」です。

ベルトは「開いた時に極力記入の邪魔にならないもの」を選びました。ベルトそのものもですが、表紙に取り付けてあるベルト受け(差込口)が、手帳を開いて机に置いた時に邪魔になることが多いので、立体的な作りのものは避けました。

開き具合は「手で押さえなくても開いたまま机に置いておけるか」をチェック。

革が厚すぎたり硬かったりで机から浮いてしまうものは避けました。

_Ω_ ←こうなるのがベスト

\Ω/ ←この状態はアウト

 

いずれも「机に開いて置いた時、極力フラットになる」ための条件です。

出先で立ったまま書くより、家や職場で机に置いて書くことがほとんどなので、ここは譲れませんでした。

 

4.ネットの海を暴走する

およその候補が決まったら、後はひたすらネットで情報を掻き集めました。

彷徨いません、目的を持った暴走です。

インスタ└(ºдº )┐=3=3=3=3ε=ε=ε=ε=┌( ºдº)┘ツイッター

Google画像└(ºдº )┐=3=3=3=3=3 ε=ε=ε=ε=ε=┌( ºдº)┘ブログ

ユーザーのブログやらSNSやら革の経年変化具合やら特集記事の背景にちょろっと写った写真やら、とにかく納得のいくまでひたすら探し、調べまくります。

たっかい買い物だからな!!妥協はしないんだぜ!!(`・ω・´)

 

5.納得したら買います

ここまでやって納得したら、店頭でも通販でもいいので手帳を買います。

私は安定のAmazonでポチりました(*・ω・)σ

革製品(特に本革)なので、こだわる人は店頭での購入をおすすめします(同じ製品でも革の個体差があるので)。

私は「家に来た子がウチの子やー!!」というタイプなのでポチりました。

 

そして選ばれたのは

次記事で書きまっす。・*・:≡( ε:)